ストックホルムの北隣りに位置するソルナ市は、目の前に海が広がる美しい土地柄が印象的な場所だ。
そしてこの美しさもさることながら、この地の高齢者住宅の環境には驚かされる。
スウェーデン全体の平均より高齢者率がなんと20%近くも高いソルナ市は、比較的新しい団地が多い。
その団地の大きな特徴が、居住者のニーズに合わせた“複合型”ということだ。
それぞれ6、7階建ての棟が敷地内に9棟あり、その一部が高齢者住宅。高齢者住宅は数室の個室が集合しており、各階ごとに24時間体制でスタッフが常駐、ケアにあたるという安心システムが組まれている。
そして団地の敷地内にはコンビニやレストランをはじめ、スポーツジム、プール、さらには幼稚園や美容室までもがあるため、さまざまな年齢層が暮らす団地すべての住民に必要な施設が敷地内に備わっているのである。
高齢者とその他の世代が同じ環境でごく自然に生活できる点だけでなく、高齢者に対する理解や関心が深まるというメリットも含んだこのような環境は、人口が集中する都心部などで役立てられないだろうか?